皆さんこんばんは?いかがお過ごしでしょうか!?
今日は精神科看護師の看護技術についてお話したいと思います。
パッと読むための目次
精神科ナースは看護技術が苦手は本当なのか!?
精神科で勤務している看護師は、看護技術が苦手ってよく聞くけど本当なのかな!?
新卒の頃には、総合病院の精神科で勤務していました。その時に、同期の看護師(脳外科ナース)に言われたことがありました。「先輩に聞いたんだけど、物品が無くなったら精神科から貰えば良いよ。精神科って処置少ないから看護技術もほとんどできないから」と先輩に言われたと。
僕は同期からその話を聞いた時は、正直本当にムカつきました(笑)当時は自分が働いている部署が舐められることが本当に嫌でしたね。
実際総合病院の精神科で勤務していましたが、急性期チームでは、毎日点滴がありましたし、患者さんの急変もありました。基本的な看護技術は一通り精神科で学ぶことができました。
のちに一般診療科でも勤務しましたが、ほとんど看護技術で困ることは無く、他の診療科の看護師に比べて劣っているとは思ったことはありませんでした。
むしろ一般診療科の看護師さんに「精神科の看護師って以外に看護技術できるんだね」と言われこともあります(笑)どんだけ、できないと思われてるんだろう。
メンタルと身体疾患の両方観察してます!!
精神科の看護師は、心と身体の両方を観察してるから、海外ではとても重宝されてるんだよね!!
これは僕の印象ですが、日本の看護って、テレビドラマの影響なのか、救命救急センターで勤務している看護師が、敷居が高いイメージがある気がします(笑)何と無くですが。
実際に総合病院で働いていた時は、救命救急センターの看護師だけが、白衣の色が違ってました!!謎ですよね。同じ看護師なのに。どうして救命の看護師だけ、白衣の色も特別なのかわけわからんわ!!とかずっと思っていました。
アメリカでは、もちろん州によっての違いはあると思いますが、精神科看護師になるためには、大学を卒業しないと精神科看護師になれないんですよ!!もちろん日本は違います。専門学校でも大学卒業でも、精神科看護師になれます。
それだけ、海外は精神科領域、メンタルの大切さに重きを置いていると言うことです。
心の病は目には見えませんからね。それだけカウセリングも高度になってきますし、目に見えないため、時間を掛けてゆっくりとクライエントと対話をしていかなければ、問題は見えてこないと僕は思っています。
なので、精神科で働いている看護師は、処置が少ないとか言われがちですが、そうではなく、むしろ身体疾患とメンタルの両方を観察しています!!メジャーリーガーの大谷選手のように、二刀流ですよ?
精神科は看護の基本
総合病院で勤務していた時は、「看護部長や看護師長になる人は、みんな精神科で役職についているんだよ。看護の基本だから、必ずしっかり勉強しないとダメなんだよ」と先輩から教わりました。
その時は「ふーん」と思ったぐらいでしたが、今ならその時の言葉が良く分かります。
精神科は看護の基本であり、コミュニケーションスキルが重要となってくると言うことです。むしろ、コミュニケーションのスキルが磨かれる!!と僕は思っています。
現在は、発達障害や適応障害、パーソナリティー障害など、ひと昔はあまり聞かなかった言葉をよく耳にするようになりましたが、色々な悩みや不安がある方は、言葉を上手に相手に伝えることができません。
だからこそ、精神科の看護師さんは患者さんやクライエントの思いや考え、言葉を大切にし、寄り添っていかなければいけないと僕は思っています。
なので、コミュニケーションのスキルが重要になってくるのです。
精神科は処置や看護技術が少なくて、楽だ!!と言うのは大間違い!!患者さんとコミュニケーションを必死にとりながら、カウンセリング技法を駆使しながら、毎日頑張っています。
整形外科や脳外科、内科など全ての診療科が大切であり、重要です。どこが楽とか、ゆるいなんてものはありません!!上も下もありません。
日本、いや世界中の看護師や医療従事者の方がコロナと戦い、日々患者様に向き合っていることでしょう?一緒にこれからも無理せず、共に歩んでいきましょうね。頑張らなくてもいいので、1歩、1歩進みましょう。
まとめ
1.精神科看護師も看護技術はできる!!むしろ得意な看護師も多い。
2.精神科看護師は、身体疾患とメンタルの両方を診ている!!
3.精神科は看護の基本である!!